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小説以外のひとりごと

第47章 2024年7月

「脳梗塞のはなし」 その4



入院生活中どうにもこうにもつらかったのが


笑わないでほしいんですが


「性欲」でした


もう入院3週間目、4週間目くらいは
つらくてたまらなかったです



考えなくても、そればかり考えてしまう

ギンギンに反応しても、何も出来ない



ベッドはカーテン1枚だし、
しょっちゅう誰かがカーテンを開けに来ます

トイレは中で怪我をする事があるので施錠禁止です

風呂は4日に1回ありますが、ひとり三十分までで、すぐに次の人のためにスタッフが清掃に来ます



いちどお風呂の浴槽に浸かっているとき、
もう限界ぐらいな高ぶりになったときかありましたが、最後まではしなかったです

ギリギリ抑制しました



前にここでも書きましたが、仲良しの女性さんも性欲解消がつらくてたまらなかった、と言ってました

男女ともにかなりつらい環境なのだと思います


ボクは担当医にお願いして1ヶ月目の血液検査や問診を早めにしてもらって、自宅療養の許可をもらいました
そこからも退院日を決めるのですが、
普通は手続きや書類の準備とかで数日から1週間とか後になるそうなんですが

ボクはなかぽ強引に「明日にして!」てお願いしました


それぐらい切羽詰まってました


あ、もちろん「性欲」だけじゃないですよ


毎日毎日、人と接するので余計な気遣いをしてしまうボクは24時間気を張ってしまって疲れ切ってました

職員さんとは笑って、冗談言ったりしてるんですが、あくまで人とのコミニュケーションしなければ!という強迫観念みたいなもので


ひとりになりたいよーー!!!


というのがホンネ


退院するときは「リハビリ頑張らなくっちゃあ!」とか

「水槽のメンテしよう」とか

「お花の植え替えしなければ!」とか

考えますが、


実際は早く彼女さんに性欲解消を手伝ってもらいたかった


本当は毎晩でもしたいのだけれど、脳が疲れ切ってて気絶するように眠ってしまいます

数日間、お願いしたあとは

もう自分で何度も何度も、
1日に何回もせざるを得なくて、
キリがなかった

それぐらいつらかったのです


だから、


本当に再発したくない


やだなぁ


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