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小説以外のひとりごと

第47章 2024年7月

「お客さん」


うちの職場にもクセのある人は来ます

スタッフ内であだ名を付けますよね


うちのユニットメンバーだけのあだ名で「魔女」と裏呼びするする人がいます


アパホテルの女社長のような人で、60歳から70歳くらいの派手な化粧のおばさん


男性依存症なのか、やたらついてまわってきます

悪い人ではないのですが、相手をすると1時間から2時間近く掴まりますので仕事が出来なくなります

困ったものです


外のスタッフからインカムで「魔女が来ました!」と聞こえてくるとみんな逃げます(笑)


捕まったが最後

何も出来なくなりますから


魔女に捕まると
「アナタに勧められたのがとても良かったわぁ!ほら見てみて!写メを撮ってあるから!
 ちょっとまってね
 えーと、これは私の自撮りね、
 これも自撮りね、
 こっちは……自撮りね
 ちょっと待っててね、絶対に撮ってあるから
 あら、また自撮りね」


と百枚以上もオバサンの顔のアップの自撮りを一緒に見る時間が続きます


ボクガ休みの日に魔女が来た時は代わりの犠牲者が出ます

たいてい男性スタッフです

女性スタッフに聞いてみると、話しかけられはするそうですが女性は相手にしないらしくすぐに解放されるそうです


男の人が好きなんですね


お爺さんのお客さんで女性スタッフと話しがしたいだけの人も居ますね

女性スタッフが質問されて、知識が無かったのでインカムで呼ばれましたが男性のボクが対応すると「あぁ、もういいから」と言って、すぅっと離れていかれます

女の人と話しがしたいのがモロバレ


年取ったらそうなるのでしょうかね


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