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カッコ悪い俺ら

第7章 居場所



父から、姉が結婚したと聞かされた時は…



姉のアパートから出ていかなければ行けないのだろうかと…不安だった



覚悟はしていた…だから、極力荷物は増やさなかった…



利弘が殺風景な部屋だと言ったことがあったが、ここは自分の居場所ではないと思っていたから仕方のない事だった





だが、卒業までは居て良いと言ってくれた……




家賃の心配もしなくていいなんて……






しかも、その事を切り出してくれたのは――――…
利弘だと言う




俺は、アパートへ向かう足が早歩きから…小走りになっていた







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