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Biastophilia💋

第1章 Biastophilia



そのデビュー作がヒットしたから、次回も復讐劇が良いんじゃない?って事で話が纏まって、今度もまた女子高生の役が回ってきた。

だけどその子はクラスのボス的存在で、冴えない男子生徒達をこき使って、性的な虐めを繰り返していた、元いじめっ子。
次第にそのいじめっ子の虐めに耐え切れなくなった男子生徒達が、放課後、その子を空き教室に呼び出して集団リンチをするっていう設定だった。


ロープで縛られて雑巾で顔を拭かれたり、上靴の臭いを嗅がされたり、濡れたモップで制服を汚されて、虐めの報復を受けるの。


けれど下僕達の恨みはそれで収まらなかった。


性暴力、集団レイプへと変わり、泣き叫ぶ彼女は下僕共の性玩具にされてしまう。


高飛車で傲慢な女子高生の余裕たっぷりな表情が苦痛によって歪められた顔に。
棘のある冷ややかな命令口調が、拒絶の言葉、そして下僕共が指定した残酷な条件付きの謝罪の言葉を繰り返すだけの人形へと変わり、フィニッシュは絶叫と悲鳴を響かせた。


「気持ちいい」事を正直に示す敏感な身体と本心とは対照的に、私はリアリティを求めた。



それが功をなして、2作品目も売り上げが良かったの。


人気が爆発的に出るようになってからは、緊縛、寝取りといった大衆向けの作品にも出演する事が多くなったけど、それまではマニアックな作品の撮影が多かった。



人身売買の闇市オークションにて変態絶倫の富豪者に売り飛ばされたり、
潜入捜査に失敗した麻薬捜査官のヤク漬け調教と拷問。
ヤンデレストーカーに監禁・性的調教を受け、冷たい檻の中、人権を奪われたペットとして飼育・洗脳をされる、哀れなOL役をやったり、色々ね。



この仕事が好きだった。



だから1つ1つの作品に、リアリティを持たせたかったの。



征服欲、支配欲を掻き立てられた男共の興奮の滲み出たコメントを眺めるのが好きだった。



批判的な意見もあったし、批評家気取りの奴もいたけど、



彼らにはある1つの共通点があった。


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