テキストサイズ

Biastophilia💋

第1章 Biastophilia




目覚めると、看護婦数人と医師がホッとしたような笑みを浮かべていた。
緊急搬送された病院だと気付くのに、暫し時間がかかった。


何故なら記憶が無いからだ。


一番最後の記憶は、頸動脈を強く圧迫されて膣を締め付けてしまった私のナカに勢いよく聖司の精液が注ぎ込まれ気持ち良かった、という部分で途切れている。

その後、自分で救急車を呼んだ記憶も無い。
だから、てっきり死んだと思い込んでいた。





あのまま死んでも良かったんだけど



誰が救急車を呼んだのかしら?



息を吹き返した患者の第一声が、その言葉なら大いに誤解されるし、変に場が静まり返ってしまうだろう。



私は、暫く無表情で彼らを眺めていた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ