
飼い猫 🐈⬛🐾
第82章 桜咲く 春
「何で 謝るの?
悠理と 浮気でも した?」
怒りの籠もった 紫優くんの声。
ふらつく身体を 抱き留められて
匂いと 収まりの良さ で
本物の紫優くんだと 思った。
頭の上では…
紫優くんが 悠理くんと 言い合いを始める。
「悠理… お前 また 性懲りもなく…!」
「ちょっと 話してた だけだって!
相変わらず 嫉妬深いヤツだな!」
今の私は 2人を止める 元気も無い。
「…紫優くん
ちゃんと 留学したかったよね。 ごめんね…
愛茉ちゃん にも 疫病神って 言われた。
ほんとに その通りだな って 思う。」
「… 詩史?」
ぽつり… 話し始めた私に
紫優くんは 首を 傾げた。
本当は ずっと 気にしてた。
私のセイで
紫優くんは アメリカに 行けない って…
自分の大罪に 震える。
紫優くんの 大切な時間を 奪ってしまった。
「ごめん ね…
でも 側に居て 欲しくて…」
謝るけど…
私は もう 紫優くんを 離せない。
好きな人を 尊重して あげられない。
欲望のまま 我儘に 甘える事に 慣れ過ぎた。
紫優くんが 居ないと…
自分を 保てない。
「ふ。 何それ。 可愛い♡
トラウマの愛茉に 対抗して くれるんだ?」
頬を染めて 嬉しそうに笑う 紫優くん。
…何か 違う!!!
「嬉しがるトコじゃないよ?」
「え? そうぉ? 詩史の中に
また 俺に対する罪悪感が 増えちゃったね?
これから ずうっと 罪滅ぼし して
貰わなくちゃね♡」
嬉しそうな 紫優くん。
紫優くんはまた 私の罪悪感を 利用する。
今回は 私の為に…
「…まだ 気分 悪いでしょ?
目を閉じて? 詩史 おやすみ。」
催眠術みたいに…
紫優くんの 言葉通りに
瞼が 重たくなって
目を閉じた。
「…っ」
「…紫優… お前 茹でダコみたいに
顔 真っ赤だぞ。」
「っ し… 仕方ねーだろ!
詩史が こんな…
可愛いコト 言う なんて…」
「あーあ☆ 詩史ちゃん 完全に 紫優に
懐いちゃったな…」
「はぁ♡ ヤバい。 顔がニヤける…!
悠理に 付け入る隙は 無いね♡」
「は…っ! 嫌なコト 言うなぁ!
でも コレだけ 紫優に 懐いていたら
手の出し様が無くて 諦めがつくよ。」
夢の中 2人の会話を 聞いていた。
悠理と 浮気でも した?」
怒りの籠もった 紫優くんの声。
ふらつく身体を 抱き留められて
匂いと 収まりの良さ で
本物の紫優くんだと 思った。
頭の上では…
紫優くんが 悠理くんと 言い合いを始める。
「悠理… お前 また 性懲りもなく…!」
「ちょっと 話してた だけだって!
相変わらず 嫉妬深いヤツだな!」
今の私は 2人を止める 元気も無い。
「…紫優くん
ちゃんと 留学したかったよね。 ごめんね…
愛茉ちゃん にも 疫病神って 言われた。
ほんとに その通りだな って 思う。」
「… 詩史?」
ぽつり… 話し始めた私に
紫優くんは 首を 傾げた。
本当は ずっと 気にしてた。
私のセイで
紫優くんは アメリカに 行けない って…
自分の大罪に 震える。
紫優くんの 大切な時間を 奪ってしまった。
「ごめん ね…
でも 側に居て 欲しくて…」
謝るけど…
私は もう 紫優くんを 離せない。
好きな人を 尊重して あげられない。
欲望のまま 我儘に 甘える事に 慣れ過ぎた。
紫優くんが 居ないと…
自分を 保てない。
「ふ。 何それ。 可愛い♡
トラウマの愛茉に 対抗して くれるんだ?」
頬を染めて 嬉しそうに笑う 紫優くん。
…何か 違う!!!
「嬉しがるトコじゃないよ?」
「え? そうぉ? 詩史の中に
また 俺に対する罪悪感が 増えちゃったね?
これから ずうっと 罪滅ぼし して
貰わなくちゃね♡」
嬉しそうな 紫優くん。
紫優くんはまた 私の罪悪感を 利用する。
今回は 私の為に…
「…まだ 気分 悪いでしょ?
目を閉じて? 詩史 おやすみ。」
催眠術みたいに…
紫優くんの 言葉通りに
瞼が 重たくなって
目を閉じた。
「…っ」
「…紫優… お前 茹でダコみたいに
顔 真っ赤だぞ。」
「っ し… 仕方ねーだろ!
詩史が こんな…
可愛いコト 言う なんて…」
「あーあ☆ 詩史ちゃん 完全に 紫優に
懐いちゃったな…」
「はぁ♡ ヤバい。 顔がニヤける…!
悠理に 付け入る隙は 無いね♡」
「は…っ! 嫌なコト 言うなぁ!
でも コレだけ 紫優に 懐いていたら
手の出し様が無くて 諦めがつくよ。」
夢の中 2人の会話を 聞いていた。
