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俺は、ズボンを直すと、２階に上がって、沙耶の部屋の前に来た。ノックをしてみるが返答がない。俺は、

「紗耶！ちょっと話があるんだけど…。」

言うが、返事はない。俺は、

「紗耶！あれは俺が無理矢理やらせたんだ！お母さんは悪くない！」

と言うと、紗耶は、

「嘘！あ母さんがしたくてしたに決まってるわ！だって、お母さん、最近直くんに優しかったし、お母さん、スタイル良いから、直くんにそういうところ見せたがってるの知ってたわ！」

と、半分泣きそうな声で言った。俺は、

「ちょっと開けてくれないかな？」

と言うが、沙耶は、

「嫌、誰とも会いたくない！」

と言った。俺は、

「無理矢理やらせたのは俺だから、お母さんを責めないで欲しい！」

と言うと、沙耶は、

「直くん、お母さんが好きなのね！お母さんも直くんが好きみたいだし、良かったわね！」

と涙声で、キツイ言い方をした。俺は、

「親父には、黙っていてほしい！そうじゃないと、今の生活は、もうできなくなるから…！」

と言うと、沙耶は、

「もう出来ないわよ！あんなの見たらもう今まで通りになんて、出来ないわよ！」

と言った。俺は、

「ごめん！俺のせいだから…。」

と言って、沙耶の部屋からはなれ、階段を降りて一階に行った。

優香は、お昼の準備をしようとしていた。俺は、

「ごめん、沙耶を説得出来なかったよ！」

と言った。優香は、

「そう…！ご飯できたら、私が呼びに行ってみるわ！」

と言った。