僕は魔女にはなれない!
第9章 魔女界へようこそ!
「それに――――・・・マサルを魔女界に連れ戻すためにここに来てもらった訳ではないのよ?」
女王からの一言でボクたちはキョトンとした顔を見せる
「え?!じゃぁ、なんで僕をここへ?」
女王は、茶子さんと顔をみ合わせ・・・頬笑む
「この度――――・・・魔女界の法律を変えるの――――・・・その、理解と協力をお願いたくて、マサルをここへ呼びました」
さっきまで、母親の顔を見せていたがピンと背筋を伸ばし――――・・・女王の顔になる
「――――・・・法律を変える?!」
「ええ、魔女界と人間界の扉を開放しようと思います!
今は、許可なく通ることの出来なかったゲートを誰でも自由に通ることの出きるシステムを今度の魔女議会で制定しようと思うの」
女王は、その橋渡しに僕を選んだと言う――――・・・
まだ、人間界でのマナーや常識こちらとの文化の違いを受ける受け皿が浅く――――・・・手探りの状態だと言うが
茶子さんや僕――――・・・まして、白夜が人間界で、やってこれた実績がある