僕は魔女にはなれない!
第9章 魔女界へようこそ!
「ごめんなさい・・・人間界でのマサルの成長と動向は魔女界へ報告しないといけなかったの・・・魔力の現れも私たちにとっては・・・未知の領域だったし――――・・・」
申し訳なさそうに茶子さんが僕に頭を下げながら謝る
「茶子さん――――・・・ぶっちゃけ複雑だけど僕は怒れないや・・・
だって、ここまで育ててもらったし――――・・・魔女界から赤ん坊の僕を連れて人間界に来るなんて――――・・・よっぽど覚悟がいったと思うんだ」
「――――・・・マサル」
僕は茶子さんの優しさと明るさに本当に助けられてきた
「出来れば――――・・・茶子さんとも家族を続けたいってのが・・・僕の意見なんだけど」
「///マサル!?女王がお母様なんですよ!?私は――――・・・」
僕の発言に茶子さんは女王の立場を考え発言を撤回させようとする――――・・・が、
「茶子――――・・・私にはマサルの母である資格はもう・・・無いわ
それに、私はマサルに母だと認めてもらえなくてもいいの――――・・・
こうやって会えただけで幸せなんです――――・・・」
「そんな――――女王!」