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僕は魔女にはなれない!

第3章 昨日と違う僕?!



「にしても――――今日はお多いな?時間がずれるとこんなにギチギチで学校にむかわないといけないのかよ…

休み明け…もう1本早いバスで行かないか?」





「――――だね…賛成」




バスが到着すると


僕たちと共に待っていた他の客が一斉に入り口に足を進め


元々いっぱいだったバスの中は満員御礼となる



ギチギチで身動きが取れない上に暑苦しいバスの中は…モワンと異様な臭いが立ち込める




「うわ…何度経験しても嫌だな…バスの満員車両って――――…加齢臭か?何だこの臭い?」



僕は、向かい合いピッタリ引っ付いている前田を見上げた


前田は、僕より背が高く難いもいい…
ギュウギュウで身動きが取れない僕を支えている状態だ



「は?加齢臭?///いや、なんか――――…甘くて…爽やかな香りがお前からするんだけど?」





はぁ?“甘くて…爽やか”?んな…バカな



バス停まで走って来たぐらいだから…汗臭い気がするのだが?



「は?汗臭いの間違いじゃないか?僕…走って来たんだよ?」




前田は僕の髪をクンっと嗅ぐと――――…顔を赤らめる…




「いや、すっげぇ――――…いい臭いする///ヤバイ…ドキドキする」





「――――はぁ?前田――――?」



暑苦しく息苦しい状態で前田に見つめられ…僕は小首をかしげる







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