僕は魔女にはなれない!
第3章 昨日と違う僕?!
逃げたつもりはないが…後退りしてしまう
「なんだか…ハッキリと思い出せないんだけだ…俺…夢路に――――…」
前田の手が僕に伸びて、肩を掴まれそうになる!
「な、何も無いって――――!」
僕の背中は壁とぶつかる
逃げ場が無い!
だが…僕は、ドキドキではなくビクビクしていた…
前田が少し怖かった――――…男の腕力があんなに強いとはバスで抱き締められた時に思ったのだ!
「そっ――――か、なら、いいんだ…俺、記憶がぶっ飛ぶ様なことしたかな?って…不安だったんだよな…悪かった…
でもさ、夢路――――…休み前と変わった?」