僕は魔女にはなれない!
第1章 16歳まで後…2ヶ月
「やっぱり…魔力は出始めてるから――――…【魔女】なのかしら?」
「いやいやい!!!茶子さん?!【魔女】じゃないから!!喋れるカラスでしょ?アレ!」
すると、カラスが器用に窓ガラスを開けるとピョンピョン跳ねながら部屋に入ってきた!
『おい!マサル!!四の五の言わず認めろ、お前は【魔女】なんだよ!!』
目の前で白いカラスが羽を広げ強い剣幕で僕に怒鳴る!
「えええええ!!!!やっぱり、カラスが喋ってる!?!茶子さんだって聞こえてるよね!?」
僕は、カラスを目の前から押し退け茶子さんを見る!
が――――…茶子さんは、「ハハハ…」と首を横に振る
「ごめん……魔獣の声は…基本獣時はあまり聞き取れないのよ?聞こえるには聞こえるけど…初対面だと波長が合わなくて聞き取りにくいのよ?他の魔女は、そのうちなれるだろうけど…
ごめんね?今は聞いとり難いなぁ~」
「はああああああ――――?!
じゃぁ…この白いカラスは…喋ってないの?!」
え?!!どういう事だ?!
『喋ってるっつーの!魔力の強い【魔女】だったら、俺様の声も聞くことは出来るが――――…茶子は、人間界が長いし魔力も中の下だからな!顔と一緒だ!』
「///なっ!白カラス!!!茶子さんに失礼だぞ!」
「――――…マサル…何を言い合ってるから知らないが…良いことは言ってないな?!」
う――――…うう…