もう無理、抜いて、イかないで出さないで
第4章 【万引きしたせいで呼び出され輪姦される母娘】
「ハァハァ、お母さん、良いですよ、凄く締まりますね、もっと奥まで挿れたらどうなります?」
「あぁっ……んんっ」
一体どうしてこうなってしまったのかは、全部自分で撒いた種だ。
ほんの出来心で私はコンビニでリップを万引きした。
それをお店側ではなく、まさか担任の先生に見られていただなんて間が悪過ぎる。
店にも警察にも言わないであげるが、親には連絡するということだった。
そのまま学校へ戻り、担任から呼び出された母親は校長室で平謝りしていた。
「バカね」と私に言いつつ頭を下げてくれた。
そんな母親は夜はホステスとして働いている。
女手ひとつで育ててくれているのに何もかも嫌になった私は刺激を求めてバカなことをした。
「こちらも大事にするつもりはありません、親御さんからちゃんと言い聞かせて頂ければ」ということで落ち着いたかに思えた。
反省してることも伝わったんだと。
「でもね、一度こういうことに手を染めると繰り返したりするんですよ、スリル求めて、欲しくもないのをお金払わずにカバンに入れたりして、そんな生徒を嫌というほど見て来たわけで…」
二度としないように言い聞かせます、と何度も頭を下げてくれたのに。
校長先生も担任の先生も煮え切らない様子。
「この後今から夜のお仕事ですか?」
他の母親より化粧も濃く、露出の多い服装だったかも知れません。
現に、今からお店に行くはずです。
お酒を飲みながらお客さんの相手をする。
朝方帰ってきて死んだように寝てる。
不況も続いていて、お店だけでは以前のように稼げなくなってきて時々ヘルスもしていた。
どんなことをしているかは聞いてないけど、何となくわかる。
母は身体を売ってるんだってこと。
本当はやめて欲しかった。
段々とまともに話も出来ない状況に反抗したくなった。
こっちを見て欲しくて、悔しくて、愛して欲しくて。
なのに、校長先生も担任も「どうすれば良いのかわかりますよね?」と言わんばかり。
本来ならお店にも警察にも謝りに行かねばならないと。
お子さんの内申にも響くし、停学処分も免れないと。
「それだけはどうか、先生方のお力で何とかならないでしょうか」
「今回限りだと肝に銘じて頂けますね?」
「はい」