気持ちのいい恋
第9章 失う怖さ
「なぁ――――・・・毎日メール来るんだけど?誰?店長は分かるんだけどさ・・・
”カイ“って誰だよ――――・・・セフレ?まさか・・・彼氏じゃね~よな?」
「――――・・・」
「彼氏な訳ないか――――・・・?春斗の彼氏は俺・・・だもんね?」
涼太がナイフを見つめるニヤニヤしている――――・・・
ヤバイ――――・・・ヤバイ・・・
こいつは・・・更正なんかしていない
2年前のまんまだ!
俺に執着して――――・・・おかしくなった・・・
あの時と――――・・・同じだ!
「――――・・・涼太・・・もう、止めろ・・・俺は――――・・・お前とは――――・・・もう」
「うるせぇ!どいつもこいつも!!春斗を愛しているのは俺だけだ!俺だけが、淫乱な春斗を愛してあげられる!気持ちいい事をしてやれる!俺の春斗を閉じ込めて愛して何が悪い!春斗は俺だけに抱かれていれば幸せなんだよ!俺だけがお前を分かってやれるんだ!愛して、愛して・・・
今回は・・・誰にも邪魔されない世界に一緒に行こうぜ?な?」
「――――え・・・涼・・・太・・・?」