気持ちのいい恋
第13章 【最終章】気持ちのいい関係
「///こ・・・こんな俺でも・・・愛して――――・・・くれますか?」
俺は――――・・・最後に二人の目を見つめた
二人は互いに視線を合わせると・・・俺を同時に見つめ返し
「「もちろん――――・・・愛したい」」
と、台詞を会わせたわけでもないのに、ハモりながら笑った――――・・・
それから・・・間もなく
涼太の刑期が確定した――――・・・
模範囚だとしても・・・若く元気なうちは塀の外へは出られない刑期だった
俺を・・・ただひたすら・・・愛してくれた男
でも、その愛は――――・・・自分を愛して欲しいと無理矢理押し受けた愛だと――――・・・
今なら分かる――――・・・
俺は、病室から見える空に「本当にサヨナラだ」と、一人呟いた――――・・・