気持ちのいい恋
第13章 【最終章】気持ちのいい関係
俺の首の傷が治る頃・・・
退院の目処がたった――――・・・
警察も弁護士もその頃には俺の病室には現れなくなっていた
「春斗さん――――・・・退院後の生活どうするか決めてましたか?」
――――・・・ぁ、言われてみれば・・・全く考えていなかった
「そうだよな・・・首の傷は目立たなくなるみたいだけど、完全に消える訳じゃないし――――・・・店長にも再三再四迷惑をかけてしまったから・・・また、雇ってくれとは言いにくい」
アパートだって・・・あの日のままだろうから・・・片付けたり解約だってしたい――――・・・
解約したら、新しく住む場所を探さないと――――・・・