気持ちのいい恋
第3章 心地いい場所
言われてみると・・・黒をベースとしたシックな組合せ
カイと同じ顔立ちをしているから・・・カイが似あう服は自動的にリクも似合うのだが
雰囲気が柔らかいリクに黒は何だか違う気がする
「同じ顔だけど――――・・・個性は違うから、そうだね、リクはもっと柔らかい色の服でもいいと思うよ?」
「そう?サーモンピンクとか?」
俺は口に含んだ“ロコ・ガール”を、吹き出しそうになった!!
「――――・・・あ~・・・カイの気持ちがわかった気がする」
「――――・・・?」
このガタイに・・・サーモンピンクは無いだろ~・・・
しかも、柔らかい色の中にサーモンピンクは入らない気がする・・・
こいつに服を選ばせたら大変な事になる!!俺はキョトンとしているリクを見て笑った