雨とピアノとノクターン
第7章 文化祭編:ラストダンス
これでいい…と鳴海も思った。自分たちは、うんと不器用な愛でしかお互いを繋げないのだ。気の利いた愛情表現も、何もないけれど…それでも、二人が一緒にいられるのなら、それでいい…。それが、全てでありたい…。
「…もっと動いていい?鳴海?」
「ああ……っ……あんまり激しく……すんなよぉ……っ」
「ふふ……ごめん。今までの反動で止まらない…。鳴海のなか、気持ち良すぎてさ」
熱を帯びた佐屋の声が鳴海の耳朶をくすぐった。力任せに揺す振られて、愛されて、余計なものが引きちぎられてゆく。
「やべ……オレも気持ち良すぎて……どうにか…なりそぅ……っ!!」
壁に手をついて支えていた己の身体がどんどん快楽に負けて崩れそうになる。
「はぁ…はぁ…はぁ……イク…イク……」
夢中になって身を任せ、こめかみから首筋へと汗の雫が伝って落ちてくる。いつの間にか、こんなに好きになっていた。こんなに惹かれ合って、互いのことをずっと抱きしめたいと思っていた。不思議な想いが重なって、身体を繋げあって、こうしてどんどん深く交わっていく…。
…オレ…佐屋が…佐屋が、すっげー好き。
繋がりを求めてお互いを感じて貪るように口づけを繰り返す。鳴海の背にぴったりと自分の上半身を合わせ、佐屋が重なったとき、彼の熱いほとばしりが鳴海の体内で満たされてゆく…。
「あっ……」
「……まだだよ、鳴海。まだ離してあげない」
「あああっ……嘘だろ……イッたばかりなのに……っ…またぁ……クる……っ」
何度も何度も鳴海は自身に愛撫を施され、狂ったように身体を震わせた。今まですれ違った時間を取り戻すかのように。
こうして佐屋の手のなかでくたくたになるまで鳴海は愛され、やっと彼に解放してもらえることが出来た。
「佐屋…腹減った…」
「うん…僕もさすがに…。ピザでもとろうか?」
「やったー!オレ、テリヤキが載ってるチ-ズたっぷりなヤツなー」
「…わかってます、わかってます…」
空腹はさすがに誤魔化せなかったが、今の二人は、とても満ち足りた気分だった。
「…もっと動いていい?鳴海?」
「ああ……っ……あんまり激しく……すんなよぉ……っ」
「ふふ……ごめん。今までの反動で止まらない…。鳴海のなか、気持ち良すぎてさ」
熱を帯びた佐屋の声が鳴海の耳朶をくすぐった。力任せに揺す振られて、愛されて、余計なものが引きちぎられてゆく。
「やべ……オレも気持ち良すぎて……どうにか…なりそぅ……っ!!」
壁に手をついて支えていた己の身体がどんどん快楽に負けて崩れそうになる。
「はぁ…はぁ…はぁ……イク…イク……」
夢中になって身を任せ、こめかみから首筋へと汗の雫が伝って落ちてくる。いつの間にか、こんなに好きになっていた。こんなに惹かれ合って、互いのことをずっと抱きしめたいと思っていた。不思議な想いが重なって、身体を繋げあって、こうしてどんどん深く交わっていく…。
…オレ…佐屋が…佐屋が、すっげー好き。
繋がりを求めてお互いを感じて貪るように口づけを繰り返す。鳴海の背にぴったりと自分の上半身を合わせ、佐屋が重なったとき、彼の熱いほとばしりが鳴海の体内で満たされてゆく…。
「あっ……」
「……まだだよ、鳴海。まだ離してあげない」
「あああっ……嘘だろ……イッたばかりなのに……っ…またぁ……クる……っ」
何度も何度も鳴海は自身に愛撫を施され、狂ったように身体を震わせた。今まですれ違った時間を取り戻すかのように。
こうして佐屋の手のなかでくたくたになるまで鳴海は愛され、やっと彼に解放してもらえることが出来た。
「佐屋…腹減った…」
「うん…僕もさすがに…。ピザでもとろうか?」
「やったー!オレ、テリヤキが載ってるチ-ズたっぷりなヤツなー」
「…わかってます、わかってます…」
空腹はさすがに誤魔化せなかったが、今の二人は、とても満ち足りた気分だった。