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雨とピアノとノクターン

第7章 文化祭編:ラストダンス

湧き上がるような喜びを、そのまま鳴海は笑顔で返す。ここは誰にも邪魔されないステージだ。佐屋のリードでダンスを踊る。自由自在にステップを踏みながら、静かに踊る。
「男同士で…変かな、佐屋?」
 そんな鳴海の問いに佐屋は首を横に振る。
「変じゃないよ…それに」

 ダンスは「踊りたい」と思うから踊るのだから…。

 どこかで聞いたセリフだな…と思いながらも、鳴海は佐屋といつまでも楽しそうに踊り続けていた…。

the ende

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