雨とピアノとノクターン
第10章 暗躍編:借り
「ち……違う……これは……」
「違わないだろ?凄いよ、鳴海のここ、すごくエッチな色してる。さぁ、どうして欲しいの?言えよ?」
佐屋はまだ怒っているのだろう。当然だ。佐屋は自分のために奔走し、無実を証明するために動いているというのに、自分だけが被害者のような顔をしてこの部屋でくすぶっていたのだから。
「ごめん……許してくれよ……佐屋……オレが悪かった……だから…」
「だから何?やめていいの?」
「……待って……やめるのはやだ」
「じゃあどうしたいのさ?」
「……イカせてくれよ……」
「どんなふうにさ?」
佐屋は口の端を吊り上げた。機嫌が悪そうにしていたのはわざとだとそのとき鳴海は気付いた。それでも体中から溢れそうになった自分の欲望を鎮めるには、佐屋にしか出来ないことなのだ。
「……扱いて……」
「わかった。よく言えました」
佐屋は鳴海の唇に自分のそれを軽く落としてキスをする。そしてまた自身をインサートすると片手で鳴海自身をゆっくりと扱いていく。
「違わないだろ?凄いよ、鳴海のここ、すごくエッチな色してる。さぁ、どうして欲しいの?言えよ?」
佐屋はまだ怒っているのだろう。当然だ。佐屋は自分のために奔走し、無実を証明するために動いているというのに、自分だけが被害者のような顔をしてこの部屋でくすぶっていたのだから。
「ごめん……許してくれよ……佐屋……オレが悪かった……だから…」
「だから何?やめていいの?」
「……待って……やめるのはやだ」
「じゃあどうしたいのさ?」
「……イカせてくれよ……」
「どんなふうにさ?」
佐屋は口の端を吊り上げた。機嫌が悪そうにしていたのはわざとだとそのとき鳴海は気付いた。それでも体中から溢れそうになった自分の欲望を鎮めるには、佐屋にしか出来ないことなのだ。
「……扱いて……」
「わかった。よく言えました」
佐屋は鳴海の唇に自分のそれを軽く落としてキスをする。そしてまた自身をインサートすると片手で鳴海自身をゆっくりと扱いていく。