僕の体質❤️ヒーローの躾
第15章 ナンパ野郎と視線の躾
「――――なるほど…」
ヒロ君が少し顔色を変えて考え込みます!
「///え、え――――ヒロ…くん?」
「大丈夫だ、恵兔…」
後ろで怯える僕に囁くヒロ君の視線の先には、イヤらしく笑うプロデューサーさん!
「恵兔――――…俺が合図したらダッシュしろ、絶対俺の手をはなすなよ?」
僕はうなずき――――合図をまった。
「ほら、二人で相談は終わったかな?いい話だろ?個人的な――――私の趣味だ…可愛い男の子とガチムチ空手少年の――――激しい絡みを…個人的なコレクションにさせてくれ!」
「――――いまだ!走れ!」
「うん!」
プロデューサーさんが僕たちの答えが出たと勘違いしたのか嬉しそうに近づいてきたその一瞬で僕たちは走り出した!
「あっ!おぉぃぃぃ――――!君たちぃ――――!」
僕はヒロ君に手を引かれながら必死に走った!
少し怖くて後ろを振り返ると、プロデューサーさんがおろおろしながら僕たちに手を伸ばしている。
素早く走ったおかげで捕まることはなかったが!気持ち悪い――――!