僕の体質❤️ヒーローの躾
第5章 罪悪感と戦う恋人
情けないです――――本当に…
俺は部屋を再びウロウロし、大きなため息と共にベッドに腰かけた。
「し、仕方ないことなんだ!恵兔が変質者を引き付ける体質だってのは…小さい頃からなのだから!今後――――…どう被害に遭わないかを考えないと……」
俺はポケットから携帯を取り出し、ジッと見つめ続ける。
恵兔に電話して…今後の対策を――――…
対策を――――…
を――――…
あ…
あああああああああああ!!!
俺は携帯を握りしめて床に崩れ落ちてしまった!
なんと――――…
この間の…
イタ電対策の俺と恵兔のやり取りを…
つい――――魔が差して…録音していたのを…今…思い出した!!