担当とハプバーで
第6章 墓まで連れ添う秘密たち
ぷつ、ぷつ、ともどかしく外していく。
その間もハヤテの大きな手は腰からお腹、胸元を這って、歯を噛み締めて足に力を入れてないと今すぐ膝から崩れてしまいそう。
なんとか前をはだけると、ハヤテが頭を撫でてから、優しく唇を重ねた。
食むように唇を擦り合わせながら、ハヤテが袖を抜いて、金属音を鳴らしながらベルトを外す。
すでにエレベーターで期待に満ちた口内は、悦んで舌を迎え入れる。
ちゅくちゅく、と唾液の音が脳を痺れさせる。
早く、早く、とハヤテのジーンズをずらすように両手をかけると、舌を甘噛みされた。
「んんっ」
「っは、焦りすぎ」
「ハヤテの……見たい」
吐息を漏らしながら願望を口にしてしまう。
それに早く触りたい。
舐めたい。
暴走しかける欲望をぐっと堪える。
ハヤテがたまらないとばかりに、口に手を添えて破顔する。
「はははっ、ああくそ、人の気も知らねえで」
それから私の腕を掴んで、部屋のベッドに押し倒す。
バラの香りがふわりと舞う。
ギシリ、とベッドに乗り、片膝に手をかけたハヤテが目を細める。
「なんでこんな濡れてんの」
「や……」
ぐいっと開かれて、急いで手で隠そうとする。
「もう指いらねえだろ」
さっき洗面台から回収したのか、ゴムをつけながら囁かれる。
「ほら、手は枕掴んで。離すなよ」
「待っ」
て、の声も待たずにずんっと入って来た。
慣らしてないのに、なんで一気に奥まで。
「はっ、ああっ」
のしかかったハヤテがぎゅうっと頭を抱きしめる。
「先に風呂にしたかったのに……煽りすぎなんだよ」
拗ねるような響きに、笑ってしまう。
「あんな、羞恥プレイしといて、んん、よく言う」
「痛くねえ?」
「うん」
早く動いてと締め付けてるの気づいてるでしょ。
お腹がビクビクする。
チュッと首にゆるく吸い付いてから、ハヤテが上体を起こした。
「じゃあ、奥からいじめてく」
「えっ、んあっ、や……」
ほとんど抜かずに小刻みに奥を擦られる。
硬い先端がグリグリと上部をなぞって、怖いくらいの波から逃げようと腰が揺れてしまう。
太ももをがっちり固定されて、パチュパチュと同じ場所を突かれる。
「やっあ、気持ち、良すぎっ、ああ」
いきなり挿入された膣内が、少しずつハヤテの形に広がっていくのを感じる。