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？「おいおい、どこに行くんだ？」

三井「どこだって　いいだろ？あんたら　店員じゃねーな？」


俺は咄嗟に彼女たちを後ろに隠した。


？「うちのボスが呼んでるんだよ。来てくれるか？」

三井「嫌だね。俺一般人なんで。」

？「湘北ファミリーって言えば分かるだろ？」

三井「湘北…？何それ？」


すると　彩子が小さな声で


彩子「うちのファミリーです。」


湘北か…


三井「……」

？「来てもらう。」


俺は彩子たちに小さい声で


三井「合図したら　全速で走れ。」

彩子「分かりました。」


しかし　それは叶えなかった。
晴子ちゃんが奴らに捕まったのだ。


晴子「きゃっ！」

彩子「晴子ちゃん！」

晴子「私に構わず　逃げてください！桜木くんたちが近くに来てますから！」

三井「はい、そうですかじゃねーよ。いいぜ、来てやる。」

晴子「三井さん…！」

？「おい。」


後ろにいた連中に１言言って
俺たちを捕まえた。



俺はオメガだから　とりあえず
彩子と晴子ちゃんと同じ部屋に入れされた。


彩子「私と晴子ちゃんは　βなので
大丈夫です。お薬持ってますか？」

三井「ああ、持ってる。ほら。」


ジャケットの裏ポケットから
ピルケースを取り出して　彩子たちに
見せて　又　同じところに仕舞った。