月のウサギは青い星の瞳をしているのか 〜キサンドリアの反乱〜
第14章 ビデオ・ログ
一時的に宇宙と地球を掌握したネオ・ジオン軍だが内部分裂により自滅していく
グリプス戦役において亡霊のように地球連邦軍の前に現れたかつてのジオンの残党たち
その後、ザビ家の生き残りの姫をみこしに担いだ勢力だけでなく、お家騒動のように顕示力を示してくる部隊が現れる
こうして一度ネオ・ジオン軍は崩壊した
その残党たちをかき集めて旗を掲げたのが先述したダイクンの息子てあった
2度目のネオ・ジオン軍の勢力はスピード感があった
ダイクンの息子は小惑星フィフス・ルナを地球に落下させた
脅威を感じた連邦軍上層部は腑抜けだ
かつての根城である小惑星アクシズを彼らにあてがえば事態は収縮すると思っていたのだ
ダイクンの息子は大人しく従うフリをしていた
核パルスエンジンを手にして、彼らは小惑星アクシズに取り付けた
ネオ・ジオン軍はフィフス・ルナに続く小惑星による質量攻撃を実行してきたのだ
小惑星アクシズは過去の忌々しい記憶を取り払うかのように地球へ落下させようとしんろを取っていた
そして周囲を岩石に囲われた〈ストーム〉もおなじく進路を地球にとっていった
超兵器〈ストーム〉が誰の目にも触れず、隠密に事を進めていたのだった