テキストサイズ

月のウサギは青い星の瞳をしているのか 〜キサンドリアの反乱〜

第7章 キサンドリアの反乱

放棄されていただけのただの廃工場の施設


何も無い筈のこの場所が戦場となった


ネオ・ジオン軍のギラ・ドーガ部隊が廃工場を占拠している


アナハイムから集まった志願兵の部隊はそれらを排除していく


スコットやダイアナたちが到着するまでに先行部隊が突破口を切り開いてくれていた


ギラ・ドーガの部隊はあくまで警護する程度の戦力しかないらしく、総力戦で最新鋭の試作機たちを前に後退するしかなかった


「戦場はこちらのほうが優位に占有している、どこを押さえれば良い、スコッティ?」


ダイアナ機が降下していく

「この区画の中央に一番巨大な工場跡がある!

 そこがギラ・ドーガの守っている場所だ

 そこから始まったんだ!

 そのエリアを制圧しよう!」



エースパイロット、ダイアナ機を先頭に大部隊が先行部隊を援護しながら参戦していった


ダイアナの駆る〈メテオシュタイン〉後期型は航宙機の形態を解くとヒューマノイド形態に変形するとトリッキーな動きで敵のギラ・ドーガを翻弄する


ダイアナは人間離れした操縦で、間を空けずに再変形するとその場を滑空し、敵にトリガーを引かせない


同乗しているチャーリーはその凄まじい操縦に目が回る


〈これがエースの実力か…!俺たちとは格が違いすぎるって!〉


チャーリーの驚きを知る由もないダイアナは久しぶりの戦闘に心が踊っていた


指の操作は軽い!

脚のペダルワークも軽快だ!


仲間に戦果を与えないかのように独り勝ちしていく


ギラ・ドーガを数々なぎ倒していくダイアナ機を従えながらスコットの〈ブリジニティ〉と〈スプート〉が続いていく


「外は抑えた!後は仲間に任せようスコッティ」


「中に入ろう、何があるのか見定めよう」


スコットたちは数機の小隊体制で中に突入した


中はすさまじく広い


戦艦の建造ドックを思わせる


奥の方は暗闇でどこまで広がっているのかわからない


すぐさま外観から想定されるデータが自動でモニターに表示される


数発の照明弾を放つと、そこには廃棄された宇宙戦艦の古びた姿が目に入った

ストーリーメニュー

TOPTOPへ