毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画
第8章 夫婦って、めっちゃイイよね!
「あれっ、もうこんな時間!?」
ずっとあの頃のようにはしゃいで話し込んでいると、その内のひとりがスマホの時計を見て言った。
「オレ今から夜勤だからさ、お先においとまするよ」
「うわ、マジで!?
お疲れー!」
そうか、みんな色んな仕事に着いてるんだから、学生時代とは生活も違うもんな。
もうすぐ21時になるし、俺もひなが帰ってくる前に一緒に出るかな。
「それじゃ、俺も帰るよ。
藤村、今日はありがとな。ごちそーさま!」
「えっ
盆子原クンも帰るの!?
まだいいでしょ?」
「そうだよ、慎吾!
明日は日曜日じゃん」
夜勤があるらしい小野に続いて立ち上がったが、まさか俺まで帰るとは思わなかったみたいで引き止められた。
まぁ、普通に考えたらまだ早い時間なのかもね。
「俺、明日も仕事あるんだよ。
だってほら、美容師だからねー」
「あーそっかー」
「えー、まだ9時前なのに」
「また誘ってよ。
今日はめっちゃ楽しかったよー」
これ以上遅くなるとひなが帰って来ちゃうし、心配させたらいけないもんね。
ホントは仕事が理由じゃないんだけど、みんなにそれ言ったら、またノロケとか言われそうだもんなぁ。