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毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画

第39章 妊娠6ヶ月になりまして

「実は今日で仕事納めしました。
最後なので、それでと思って声をかけちゃいまして」

「そりゃご丁寧に」

この人も初めはどんな人間か知らないわけだし、あの時は時間も時間だったから怖いイメージしかなかった。

「あんたもお疲れさん。
後はダンナにみんな任して、楽してな」

「あはっ
お気遣いありがとうございまーす!」

でもこうしてまともに話してみれば、案外と優しいところもあったんだって気付けたよ。
どうせなら、もっと早く知っておきたかったなぁ。



「ひーなー」

「あっ、慎吾くんだ!」

「やべっ
じゃーな!」

慎吾くんの姿を見つけた途端、藤村さんのお兄さまはそそくさとレジへ行き、さっさと会計を済ませて逃げるように帰って行った。

えー、なんでそんな?



「ひな、お疲れー!
ねぇ、今の人って藤村の兄貴じゃない?」

「うん。
でもね、慎吾くんが来た途端逃げちゃって」

「あははっ
て言うか今日藤村もうちの店に一緒に来てさ、めっちゃ兄貴を説得してたよ。
絶対やらねーってずっと駄々こねてたけどさ、結局妹に根負けしてね。
でも俺のセット、案外気に入ってくれたっぽいんだよねー」

「わぁ」

そんな事があったんだ!
駄々こねてって、それで慎吾くんと顔を合わすのがバツが悪かったんだね。
それ聞いたら笑っちゃうよーっ

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