毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画
第40章 この虚無感に耐えられるのか!?
「ただいま……っと」
家に帰ると、思った以上に真っ暗な廊下の電気をつけて中に入った。
「………」
その先のダイニングの電気もつけて、その勢いでリビングと寝室の電気もつけた。
「……めっちゃ静かだなぁ。
うちの家、いつもこんなだったっけ」
テレビをつけて家の中に音と光を出すと、ようやく俺は買ってきたおかずをテーブルに置いた。
ご飯は、昼にオムライスを作るつもりでセットしてたから炊けてる。
あとは、買ってきたおかずをレンチンするだけだ。
「寒ーっ、エアコンつけるの忘れてた!」
エアコンのスイッチをつけた時、ブルッとスマホが震えた。
「ひなだ!
あ、病院の晩ごはんの写真が載ってる。
俺も今日買ってきたやつを撮って送ろっと」
***
ひなー、元気?
て言うか、めっちゃ美味しそうな晩ごはんだったんだね!
俺は今から食べるとこだよ!
今日は唐揚げとグラタンとポテサラにしたんだよ。
そういやレジのおばちゃんが、ひなに頑張れって言ってた!
そんで俺に、毎日おいでってさw
***
ひなとのメールで一気にテンション上がった俺だけど、一番言いたい本音だけは言わないようにした。
だってひなは、ひとりで病室で頑張ってるもんな。
「……あれ?
この唐揚げって、もっと美味しい筈なんだけどなぁ……」