クローン人間は同じ夢を見るのか 〜オルタナティブ・キイ〜
第13章 カンドゥラ沖の戦い(仮タイトル)
「思い返せばこの数年でオーロラ・ニーシュラもすっかり変わっちまったね
あの娘がアララト山で拾われたときは何ともか細い不健康な身体つきだったから……」
「そうなのかい姐さん?そいつは知らなかったな、じゃああの恰幅の良さは最近のことなのか?そいつはすげぇ!」
「そうさ、あの娘がアビゲイルの下に付いてから鍛えられたんだ!アビィは筋肉バカだったからね」
バルシケル基地での最後の記録を思い返しリジーは思わず涙ぐむ
「めそめそすんなよ、姐さん!
オレたちが弔い合戦をしてやるよ!
アビゲイル将軍、ジョー・ディビィーズ将軍の分までさぁッ!」
「お、ジェイムズ!良いこと言うじゃねぇか!
それにしてももう少し補充なんとかならなかったのかねぇ?爆弾を機体にくくりつけての出撃は縁起が悪いぜ?まるで特攻しに行くみたいじゃないか? なぁ、デニス?」
「バカな事言うんじゃないよ!私の命令が無い限り勝手に死にに行くのは許さないからね!
この大量の爆弾をゾーナタに落としてやるだけさ、それまでの辛抱だよッ!
さぁ、そろそろ目的のポイントだよ!
このあたりから一気に上昇して雲の上まで出るよッ!お前たち失神でもしたら許さないからねッ!さぁデニスから上がっていきな?
アタイはシンガリを努めさせてもらうからね」
海面スレスレを飛んでいた4機のフリューゲルはデニス機、レス機、ジェイムズ機と急上昇していき、間髪入れずにリジー・メジーの機体もついていく
連邦空軍の母艦ゾーナタを落とすためステンドグラス隊の残存兵たちは最後の突撃をするべく成層圏近くまで上がっていくのだった……
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