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第7章 2月14日

 いつから始まったかわからない、女子からのいじめ。メンバーは決まっていて、クラスで一番可愛い女子とその子分A、B、Cだった。


「おい、倉田! 何ニヤニヤしてんだよ!」

「美里ちゃんからチョコもらったんだって?」

「倉田のくせにナマイキなんだよ! 死ね!」


 俺は男子たちにボコボコにされた。
 周りは見ているだけで、誰も助けてくれない。


「うわ〜やばいよ、こいつ。叩かれても蹴られても、まだニヤニヤしてる! きっしょ!」


 俺はずっと笑っていた。
 いじめられてもずっと笑っていた。


 なぜなら……
 いざとなれば、お前らの命を奪えるから。


 俺には特殊能力があって、お前らの寿命を操作することができるから。





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