テキストサイズ

みんなでゲーム🎲

第7章 2月14日

「すごいわ、本当に効くのね、この薬……!」


 美里はポケットから、緑の液体の入った小さな瓶を取り出した。
 どうやらそれをチョコに混ぜたらしい。


「ねえ、倉田? 今の気分はどう? 死んでいくってどんな感じ?」

「……っ……」

「あたしはね、正直期待してたの。倉田がどんなふうにあたしを犯してくれるのか楽しみだった」

「……っ!」

「でも、ぜ〜んぜん、だめ。あんた、凌辱のセンスないよ?」



 美里はキャハッと笑った。
 あの時の、俺をいじめていた頃のように。


 次の瞬間、俺は美里の腕を噛みついていた。
 美里の悲鳴が聞こえたが、妙に美里の腕の肉が美味しかったのを覚えている。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ