
時給制ラヴァーズ
第4章 4.センターラインを越えて
「ダメそうだったら言って」
そう囁いた慶人は指先に新しく開けたゴムをかぶせると、そこにたっぷりとローションを垂らした。どうやらそれで慣らすらしい。
知識が足りないせいで具体的なイメージが出来ず、だからこそ思った以上の丁寧な扱いにまじまじと見てしまう。もっと流れでなんとなく使って終わりなのかと思った。
そんな俺の視線に気づいたのか、慶人が顔を上げて微妙な苦笑いを見せる。
「あんまり見ない方が良くないか?」
「ん……うん」
確かにあまりじっくりと見るものでもないし、その言葉に従って目を逸らして体の力を抜く。すると慶人が俺の膝頭を割って間に入ってきた。わかっていても、足を開かれることに一瞬抵抗しそうになる。
慶人は開かせた脚の間に手を伸ばすと、濡れた指でまずは撫でるように触れてきた。
「ふ、ぅ、なんか、くすぐったい」
「傷つけたくないから、力抜いてて」
遠慮がちな指先がくすぐったくて、体に変に力が入る。それを指摘されて、慌てて息を吐いて力を抜いた。それを待ってから、慶人の指が中へと挿し入れられる。同時に、濡れた音が小さく響いた。
そう囁いた慶人は指先に新しく開けたゴムをかぶせると、そこにたっぷりとローションを垂らした。どうやらそれで慣らすらしい。
知識が足りないせいで具体的なイメージが出来ず、だからこそ思った以上の丁寧な扱いにまじまじと見てしまう。もっと流れでなんとなく使って終わりなのかと思った。
そんな俺の視線に気づいたのか、慶人が顔を上げて微妙な苦笑いを見せる。
「あんまり見ない方が良くないか?」
「ん……うん」
確かにあまりじっくりと見るものでもないし、その言葉に従って目を逸らして体の力を抜く。すると慶人が俺の膝頭を割って間に入ってきた。わかっていても、足を開かれることに一瞬抵抗しそうになる。
慶人は開かせた脚の間に手を伸ばすと、濡れた指でまずは撫でるように触れてきた。
「ふ、ぅ、なんか、くすぐったい」
「傷つけたくないから、力抜いてて」
遠慮がちな指先がくすぐったくて、体に変に力が入る。それを指摘されて、慌てて息を吐いて力を抜いた。それを待ってから、慶人の指が中へと挿し入れられる。同時に、濡れた音が小さく響いた。
