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透明人間も大変なんだから

第4章 流れ星に願いを

上空高くジャンプしてトゥインクルとクイン星人エリザは交差してお互いに手刀を相手にくらわせる。

同時に着地をするが、最初に大勢を崩して膝を着いたのはトゥインクルだった。

「フフフ・・」
トゥインクルが崩れるのを尻目に勝ちを確信したエリザは不敵に笑うが・・。
「うう〜っ」
激痛が走ってエリザは崩れ落ちて地面に這いつくばる。
トゥインクルの手刀は確実にエリザの急所を突いていたのだ。

「ううっ、はあはあ」

一方のトゥインクルが崩れ落ちたのは、股間をモッコリさせた状況で激しく動いたのだから、硬くなっているモノが擦れてしまってキモチ良くなってしまったのだった。
強敵との命をやりとりする激しい戦いでアドレナリンが急上昇して、バイオレンスな興奮もソコを刺激する要因になっていた。
かろうじて暴発はしないでガマンできたが、ちょっとほとばしってしまって股間のテントが恥ずかしいシミで濡れる。

「キサマ〜、こんな状況で、何と破廉恥な〜」

恥ずかしいシミで濡れたテントを見て潔癖症のクイン星人エリザは半狂乱になって最期の力を振り絞ってトゥインクルめがけて突進する。

「トゥインクル、流星マグナムパンチ〜」

👊👊👊トゥインクルの必殺パンチが炸裂して、ついに強敵クイン星人エリザにトドメをさした。

「そっちこそ、女のコのヒミツを見ないでよ」

クイン星人エリザは变化が解けてしまって宇宙人の姿に戻って涙を流す。
「・・・」
せめてもの情にトゥインクルは美しい花吹雪でクイン星人エリザを覆って醜い姿を隠してあげた。

その優しさにエリザはキュンというカンジを覚えていた。
長い間純潔を守り通してきたエリザが人生で唯一見て触れた男のモノは光のモノだった。そんなに汚いモノではなかったかも知れない。

意識が薄れていく。クイン星人エリザが人生の最期に見た光景は汁に濡れて光っているトゥインクルのテントだった。

エリザが目を閉じると、美しい涙が頬を濡らした。

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