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透明人間も大変なんだから

第4章 流れ星に願いを

「おおっ、完璧だ。これならいける」

地球の運命は心はくの一の光に託されることとなった。

「しかし、みんなが苦しんで困り果てていたのだから、もったいぶらずに早く申し出てもらいたかったものだ」

防衛軍の偉い人たちはうらめしそうに服だけが宙に浮いているのを見た。

「申し訳ありません。なかなか決意ができなくて・・」

透明人間になっていて見えなくて、しかも着衣をしているのに光は顔を赤らめて胸と股を手で隠している。
乙女にとっては全裸になるというのは一大決心だったのだ。

地球の運命を縣けた作戦は決行されることとなった。
透明人間になってデスエアーに近づけたら戦士の力を使って必殺技でコアを破壊して装置を止める。
光はアイテムを一切使わずに気力を高めて肉体を進化させて変身できるタイプの戦士だから、透明人間作戦には最も適している。

地球の運命を縣けた『オペレーションスターダスト』。最大のミッションの火蓋は切って落とされた。

超高性能のステルス機で探知されないギリギリの距離まで行って、そこから透明人間になった光が敵地まで走る。
ステルス機の中では、全裸になった光が毛布に包まれて待機している。
ステルス機は限界点に到達すると高度を下げる。秘薬を使って透明人間になった光はステルス機から飛び降りて敵地を目指す。透明人間になっているから、パサリとバスタオルが床に落ちた他は一切何も見えない。

一目散に風魔流忍法で風に乗って光はデスエアーに取り付くことに成功した。

本来の任務は直ちに必殺技でコアを破壊することだが、光は技術面も優れていて、ゴッドハンドと呼ばれるハイテクニックの持ち主である。
光は回路の構造をしっかりと理解して見事なテクニックでコアを分解切断していく。

デスエアーの動作が止まったことにクイン星人が気づいた。万一動作が止まっていることが探知でもされたら地球人たちは反撃に出てくるかも知れない。

優秀な科学者であるクイン星人エリザがコア部分を念入りに確認すると顔に何やら硬いモノが当たり、ぬるぬるとした生温かいモノが顔に塗られる嫌な感触を覚えた。

嫌な予感を抱きながらも見てみると、ギンギンにいきり勃った男の物がぬめぬめとしたガマン汁を滴らせて顔に当たっていた。

「きゃああ〜っ、イヤ〜っ‼️‼️」




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