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透明人間も大変なんだから

第4章 流れ星に願いを

クイン星人エリザはこの世の終わりでも来たかのような悲鳴を上げて泣き叫んだ。

潔癖症であるクイン星人エリザは男はもちろん女も経験のない全くの処女を貫いているのである。
それが、こんないかがわしくて汚らしいモノが顔に当たって、しかも汚いモノを滴らせて顔を汚されたのだから、もう半狂乱になってパニクっている。

神がかりなテクニックでコアを分解していく光は自分のテクニックや指遣いに完全に陶酔していた。
「殿方の乳首を触るように優しく、優しく・・」

男の乳首とは本来は性感帯でも何でもない余分なモノだ。
しかし、優しく、優しく刺激をしてやることによって開発されて性感帯になっていくのだ。

光は今まで何人かの男の乳首を開発してきた。
その神業のフィンガーテクニックは男たちを虜にしてきた。

そんな自分のテクニックに陶酔してしまった光は興奮をしてしまって、自分でも気づかないうちに勃起してしまっていたのだ。
乳首を開発されて悶えまくる男たちの姿を妄想してしまったことも勃起を招いてしまったのであろう。

「キサマ〜」
「この変態野郎め」

クイン星人たちは全裸で姿を現した光を取り囲むが、全員がど真ん中でいきり勃っているモノに視線は釘付けになっている。

「いや、もう・・」

こんな恥ずかしいモノを露呈してしまって注目の的となって光は顔を赤らめて泣きそうな顔をするが、今はそんなことで泣いている場合じゃないと決意を固める。

「行くわよっ、とうっ」

光は気を高める。激しいオーラに覆われて光の肉体は進化を遂げて戦闘形態に变化する。仮面ライダートゥインクルの誕生である。

トゥインクルは空中高く舞い上がるとデスエアーめがけて急降下して必殺のキックを放つ。

「トゥインクル、スターダストシュート〜」

仮面ライダーというよりはプリキュアのように必殺キックを決めてトゥインクルはコアの破壊に成功した。コアの爆発から引火してデスエアー自体が炎に包まれる。

「やったわ、みんな」

トゥインクルは作戦が成功した合図の狼煙を上げてカッコよくポーズを決めるが、あんな状況で変身したものだから股間がモッコリとしてしまっている。

「おおっ、やってくれたか」
「ようし、反撃だあぁっ」

作戦成功を知らせる狼煙を見て各防衛チームの戦士たちは一斉にクイン星人の拠点に攻め込んだ。

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