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ミニチュア・ガーデン

第6章 喪失した道

 カチャリ、と扉を開ける音がして、ガルクは驚いて跳ね起きる。硬くなった性器が服とタオルケット越しにもわかる程立ち上がっているが、暗いので入って来た人物には見えないはずだろう。
 だが、その入って来た人物はそれに気づいている様だった。扉を閉め、電気をつけ、言葉を無くしてるガルクに近寄り、そっと唇を啄んでくる。
「ラーク?」
 彼を呼ぶと、視線を向け、また目を閉じて抱きついて来る。そのままガルクを押し倒し、舌を絡ませる。
 さわさわと体を触り、やがて立ち上がった性器を服とタオルケット越しに撫でる。良いところは爪を立てるものの、その刺激は緩過ぎてもどかしい。
 頭ではこの続きを許してはいけないと分かっている。だが、心と体は彼からの刺激を強く求める。
「もっと……してくれ」
 ガルクが言うと、彼は上目遣いで見たと思うと、タオルケットを剥ぎ取り、慣れた手つきでズボンも下着も少しだけ脱がして性器だけを露出させる。
 ガルクに見える様に舌を出して粘着質に舐める。形をなぞる様な舐め方は背筋をぞくぞくさせ、腰が反応してしまう。口から漏れる息は熱く、強い刺激を求めながら、彼から与えられる快感を長く味わいたいとも思う。
 彼の手が腰に伸び、それに導かれて腰を上げると、一気にズボンを脱がされ、服を捲り上げながら腹部や乳首を舐められ、くすぐったさと快感がない交ぜになり、彼になすがままになってしまう。
 彼はまだ服を脱いでいない。ガルクが手を伸ばして促すと、抵抗無く脱いだ。
 蛍光灯の光に晒される白い肌には、まだ傷跡が多く残っている。ガルクはその傷跡を手でなぞり、腕の中に入れる。感触を楽しむ暇もなく、彼はガルクの乳首を刺激し、あまり感じないとみると集中的に性器を刺激し始める。

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