ミニチュア・ガーデン
第1章 無
ガルクとしてはそのまま真っ直ぐ家に帰りたかったのだが、先を歩くラークがふらふらと反対方向を歩いて行ってしまい、少し残念に思う。
だが、無表情ながら楽しそうにしている様子に悪い気はせず、ため息を吐いて彼の後を着いていった。こうして街を歩く様になったのも、最初からではないのだから。最初がいつの事か忘れてしまったが。
二人が家に戻ってきたのは、四時を過ぎた頃である。
晩御飯に、と買った食材を冷蔵庫にしまい、二人でいつもの様にソファに座る。
体温を一定に保つ魔法をかけはしたが、長時間外を歩いた事で僅かな疲労があるのか、彼は少し疲れた様子が見える。
「大丈夫か?」
「ん? うん、大丈夫だよ」
声をかけると返事はするが、ため息を吐く辺り、疲れているのだろう。
随分と疲れやすいな、とガルクが思う。以前がどうだったのかはあまり覚えていないが。
だが、無表情ながら楽しそうにしている様子に悪い気はせず、ため息を吐いて彼の後を着いていった。こうして街を歩く様になったのも、最初からではないのだから。最初がいつの事か忘れてしまったが。
二人が家に戻ってきたのは、四時を過ぎた頃である。
晩御飯に、と買った食材を冷蔵庫にしまい、二人でいつもの様にソファに座る。
体温を一定に保つ魔法をかけはしたが、長時間外を歩いた事で僅かな疲労があるのか、彼は少し疲れた様子が見える。
「大丈夫か?」
「ん? うん、大丈夫だよ」
声をかけると返事はするが、ため息を吐く辺り、疲れているのだろう。
随分と疲れやすいな、とガルクが思う。以前がどうだったのかはあまり覚えていないが。