ミニチュア・ガーデン
第1章 無
ガルクは彼に手を伸ばす。
そっと長い銀髪に触れると、彼は緩慢に振り向き、金の瞳にガルクを映す。慎重に頬に触れると、何をしたいのかを察したのかその瞳を閉じて顎を彼の方に向けた。
彼に体を寄せ、形の良い薄い唇を親指でなぞる。その間も彼は身を委ねるように目を閉じており、その顔に吸い込まれる様に顔を近づけ、彼の上唇、下唇と軽く堪能してから、口を塞いだ。
頬を彼の吐息が撫で、舌は彼の口内を撫でる。
彼が舌を絡めようとして来た気配に、唇を離す。彼の意外そうな、残念そうな表情を見て、また愛おしさが込み上げる。
「またしたら、もっと良い事したくなるだろ?」
囁いて彼を抱きしめた。
彼は全く抵抗するそぶりもなく、むしろそれを喜びと感じている様に背中に手を回してギュッと抱きついた。
「俺は……」
彼がそれを口にしようとしていると気づき、また口を塞いだ。キスよりもその言葉の方が堪えきれなくなってしまう。
そっと長い銀髪に触れると、彼は緩慢に振り向き、金の瞳にガルクを映す。慎重に頬に触れると、何をしたいのかを察したのかその瞳を閉じて顎を彼の方に向けた。
彼に体を寄せ、形の良い薄い唇を親指でなぞる。その間も彼は身を委ねるように目を閉じており、その顔に吸い込まれる様に顔を近づけ、彼の上唇、下唇と軽く堪能してから、口を塞いだ。
頬を彼の吐息が撫で、舌は彼の口内を撫でる。
彼が舌を絡めようとして来た気配に、唇を離す。彼の意外そうな、残念そうな表情を見て、また愛おしさが込み上げる。
「またしたら、もっと良い事したくなるだろ?」
囁いて彼を抱きしめた。
彼は全く抵抗するそぶりもなく、むしろそれを喜びと感じている様に背中に手を回してギュッと抱きついた。
「俺は……」
彼がそれを口にしようとしていると気づき、また口を塞いだ。キスよりもその言葉の方が堪えきれなくなってしまう。