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ミニチュア・ガーデン

第3章 空洞の城

 キスをする気などなく、適当に乳房を刺激して、挿入可能な程度に濡れたのを確認し、さっさと性器を突っ込む。
「あんっ! んっ、は、す、凄い……!」
 腰の律動に合わせて喘ぐ女の声は耳に刺さり、酷く不愉快だ。ぐちゅぐちゅと言う粘着質な音も、王の精を吸い尽くそうと絡む肉ひだもあまりに浅ましく、吐き気すらしてくる。
 中途半端では欲求が募るだけで、少なくとも彼女は自分の好みなのでせめて一度くらいは気持ち良くなっておこう、とガルクは女に腰を打ち付ける。
「やめっ! お、おう、さっ、あっ、あっ、あっ!」
 悲鳴じみた女の声は頭に突き刺さり、イラついたガルクは腰を振りながら口を塞いだ。まるで首を絞められたかのように暴れる女を押さえつけ、早くスッキリしたいガルクは更に腰の律動を早める。
 快楽の中に恐怖を混ぜた表情で、見開いた目から流れる涙に触発され、鼻水まで流れる顔は、醜いの一言に尽きる。
 自分の口元には笑みが張り付いているのだろう、女の表情は更に恐怖に傾き、愛液の分泌は減少するが、緊張によって締め付けは強くなる。
「そうだ、もっと締めろ。さっさとイかせろ」
 怖がる女を見下ろし、ガルクは冷笑を浮かべる。これではラークの恐れたレイプと同じではないか。そんな風に思った。

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