
ミニチュア・ガーデン
第4章 幸せへの崩壊
「あ、ぅ……外して、お願い……」
体の震えが激しくなる中、もう一人の看守もそれに気づいて顔を引きつらせる。貧乏ゆすりを始め、身をよじり、身悶える彼を押さえつけ、懇願の声に答えられず、看守は顔を引きつらせたまま、どうして良いかも解らずに、刑事の方を見る。
看守が答えないならば、とガルクは近づいて悶える彼を覗き込む。そして、看守が口に出来ない理由を理解し、同時に余りの遭われさに涙が溢れた。
「ラーク、お前そんな性癖じゃなかっただろ? どこまで壊れたんだ?」
ガタガタ震える足の間の立ち上がったそれが、強い衝動に彼を苛んでいたのだ。両手は手錠で肘掛に繋がれて届かず、どこかに擦り付けようにも、足も手錠でうまく動かせず、落ちそうになれば看守が支えてやはり動けない。
「イ、カせて……。なんでもするから、イカせて……」
必死に悶える彼の口から出た言葉に、刑事も理由が解り、対応に困って固まってしまう。
こんな風に性衝動に悶えるなど、よほどであるとガルクには解る。体の中を無数の虫が蠢く様な不快感と、頭が痺れる様な痛みに襲われ、それから逃れるには、射精なり絶頂を向かえるしかないのだ。
体の震えが激しくなる中、もう一人の看守もそれに気づいて顔を引きつらせる。貧乏ゆすりを始め、身をよじり、身悶える彼を押さえつけ、懇願の声に答えられず、看守は顔を引きつらせたまま、どうして良いかも解らずに、刑事の方を見る。
看守が答えないならば、とガルクは近づいて悶える彼を覗き込む。そして、看守が口に出来ない理由を理解し、同時に余りの遭われさに涙が溢れた。
「ラーク、お前そんな性癖じゃなかっただろ? どこまで壊れたんだ?」
ガタガタ震える足の間の立ち上がったそれが、強い衝動に彼を苛んでいたのだ。両手は手錠で肘掛に繋がれて届かず、どこかに擦り付けようにも、足も手錠でうまく動かせず、落ちそうになれば看守が支えてやはり動けない。
「イ、カせて……。なんでもするから、イカせて……」
必死に悶える彼の口から出た言葉に、刑事も理由が解り、対応に困って固まってしまう。
こんな風に性衝動に悶えるなど、よほどであるとガルクには解る。体の中を無数の虫が蠢く様な不快感と、頭が痺れる様な痛みに襲われ、それから逃れるには、射精なり絶頂を向かえるしかないのだ。
