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第5章 【3年B組黒八先生】①

爺さん
「さぁ婆さんワシらも帰ろうか…
蒼真の楽しそうにしている姿をみれて
ひと安心じゃ…」

婆さん
「そうですねぇ…これで安心して
天国へ逝けますねぇ…」

温精霊
「ちょっと待てッ!!蒼真が、くたばるまで
長生きしろよッ!!孫より先に逝くなッ!!
俺は異世界では何千年と生きてるんだッ!!
俺は今まで仲良くなってきた奴らの亡骸を
たくさん見てきた…今でも瞼を閉じれば
瞳の奥に焼き付いてるんだ…
だから俺と、どちらが先くたばるか
勝負してはくれないか?」

爺さん・婆さん
『当たり前じゃ!!
楽しみが、またひとつ増えたなッ!!』

黒江
「あの~そろそろ帰りますか?
家まで送りますよ?」

爺さん
「そうじゃった、そうじゃった…
では温精霊さん、また逢う日まで…
あっ、これ、ワシらの住所じゃッ!!
文通でもするかッ!!心の友よッ!!」

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