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第5章 【3年B組黒八先生】①

蒼真
「えっ…?そうなの…?」

鳴海
「そう、そう…どっちかって言うと

俺の方が通ってた方かな…」

蒼真
「…えっ?…最低だな…まじムカつくッ!!」

鳴海
「あっはっは…冗談だよッ!!」

蒼真
「冗談に聞こえねぇんだよッ!!」

鳴海
「昔の事は忘れたよ…

さっき蒼真が俺に"愛してる"って

言ってくれた事…嬉しかったよ」

蒼真
「…………」
 
鳴海は蒼真の顔を覗き込み…

鳴海
「やっぱり俺…蒼真の顔…じゃないな…

瞳が好きだ…真っ直ぐで濁りのない…

綺麗な瞳…吸い込まれそう…

護ってやりたい…だけど…蒼真の方が…

俺より年下だけど頼りがあるんだよなぁ」

蒼真は顔をあげ…今まで自分が気にしていた

事を、さらっと鳴海は口に出していた…

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