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第5章 【3年B組黒八先生】①

蒼真
「えっ?俺の方が年下だし頼りないよ…

鳴海さんの仕事のイラストだって

鳴海さんに怒られてばっかりだし…」

鳴海
「ははっ…悪いな…仕事となると…つい…

妥協は出来ない…本を買ってくれる人は

自分の生活費を削って俺の書いた小説を

買ってくれてるんだ…ごめんね…」

蒼真
(そこまで考えてるなんて…

やっぱ鳴海さん…大人だなぁ…)

鳴海
「俺は…蒼真も知ってると思うけど

自分の事、何もできねぇ…家事も…

だから頼りにしてる…でも蒼真を

家政婦だなんて思った事ないよ?」

蒼真
「うん…」

鳴海
「じゃあ…もう仲直りって事で

もう一回する?」

蒼真
「えっ?良いの?」

鳴海
「良いけど…もう蒼真…限界じゃない?

さっき裸ん坊になってクローゼットまで

歩いてた時フラついてたよ…」

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