真夏の夜の夢
第3章 第二夜
「この部屋があれば、いつでもエッチできるな」
悟が紬の肩を抱いてキスをせがんだ。
「ダメよ~、まだカーテンを吊ってないんだから外から丸見えだわ」
「お前の体は綺麗なんだから
たっぷり見せてやればいいじゃん」
そう言いながらスカートをめくりあげて
ショーツを脱がすと股間に顔を埋めてきた。
「いやよ、シャワーもしてないんだから」
「だからいいんじゃないか
お前そのものの匂いが俺は好きなのさ」
そう言って舐め始めましたが
じっくりと責める事もせず、
アソコを唾液で濡らすことだけが目的だったようで
そそくさとデニムとトランクスを脱ぎ捨てると
悟は紬に挿入してきた。
彼が腰を打ち付ける度に、
ぎしっぎしっとベッドが軋む。
軟かめのスプリングを選んだのは
間違いだったかしら…
そんな事を考えていると
いくら悟が頑張ってくれても
なかなか逝けそうにもなかった。
そして紬の耳は
ベッドの軋み音とは別の音に気づき始めた。
ぎしっぎしっ、ギギっ!
ぎしっぎしっ、ギギギっ!
「ねっ悟、変な音がしない?」
「なんだよ!シラケた事を言うなよ
俺、もうすぐ逝きそうなんだ!」
そう言った次の瞬間には、
逝くぞと宣言して
ペニスを抜くと紬の腹の上に射精する体制をとった。
そして、いざ射精するというタイミングに合わせるかのように
クローゼットの扉が勢いよくバーンと開いたのだ。