真夏の夜の夢
第8章 第七夜
しかし、好調だった心霊体験スポットのこの宿に
ある日、一人の客も来なかった。
「まあ、こんな日もあるわよ」
明日からは、また予約が埋まっている。
心配することはない、
客足は遠ざからない。
こんなに好調なら
性欲の強そうな男を、あと二人ほど雇って
誰彼かまわずに夜這いさせてやるか…
そんな悪巧みをしながら女将は布団に入った。
深夜…
何者かの気配に女将は目を覚ました。
常夜灯を点けておいたはずなのに
部屋は真っ暗だった。
静かに掛け布団が捲られて行く。
「何だい、番頭かい?
今夜は抱く相手がいなくて私のところに来たのかい?
生理の上がったこんな年増でよければ抱いてもいいよ」
女将は浴衣の腰ひもを解いて
弛んでだらしない裸体をさらした。
暗闇の中で黒い人影は
女将の乳首を舐めまわし、
音を立てて吸った。
「あああ!あん」
久しぶりのセックスに
女将は早くも感じてしまっていた。
そのあと、二人は
シックスナインでお互いの性器を舐め合った。
やがて、びしょびしょになった女将の中に、
びんびんになった男のアソコが突っ込まれた。
初めはゆっくり出し入れされて、
だんだん激しくされて、
女将は声を押し殺して、何度もイカされた。