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真夏の夜の夢

第10章 終焉


終焉

女将はこれで話が全て終わりだという。

もう一本残ってるじゃないかと言うと

最後の話は…
そう言いかけて
フッと女将は蝋燭の火を吹き消した。

部屋に真っ暗闇が訪れて
女将が着物を脱ぐために帯を解く音が静かな部屋に響いた。

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