真夏の夜の夢
第9章 第八夜
女の股を開いて脚を持ち上げて
くの字に折り曲げるようにして脚を自身の肩に担いだ。
「ああん…こんな格好は苦しいわ」
健介は右手を座席の脇に探らせて
見つけたレバーを引いてやった。
シートがリクライニングすると共に
健介は深々と女を貫いた。
「くっぅぅうう!」
びしょびしょに濡れているソコは
難なく健介のペニスを受け入れた。
とても冷たい冷水がペニスに絡み付く。
「とても気持ちいいよ」
嘘ではなかった。
まるで清流の川に飛び込んだような
清々しい気分に健介は酔いしれた。
「もっと!もっとよ!
ハメたのなら、もっと激しく動いて!!」
女に誘われるままに
健介は腰を思いきっり振った。
亀頭の先に子宮の弾力が当たり
健介を痺れさせた。
「ダメだ!出ちまう!!」
あの時と同じように、
思いっきり腰を沈めて健介は射精した。
「あああぁぁぁ!嬉しいぃぃ!!
もう、あなたを離さないわ!どこにも行かせない」
女のアソコがキリキリと収縮してペニスを抜かせまいとする。
たちまち健介は復活して
射精したまま抜かずに二回戦に突入しようとした
その時だった
「おい!あんた!
そんなとこで何をしてるんだい?!」
無粋な男の声がした。
『何をしてるだって?
決まってるだろカーセックスをしているのさ』
だが、そこには車もなく
覆い被さったはずの女の体もなかった。
健介は海に流れ込む小川の中に体を水没させて
一心不乱に川底の岩の亀裂にペニスを突き刺し
必死に腰を振っていた。
通りすがりの釣り人の男に救い出されたものの
そのペニスは鋭い岩肌に切り裂かれて
二度と使い物にはならなかった。
男も女も悪いことをすると罰が当たるんでございますわよね
作家先生様も過去にさんざん女を泣かせたのじゃありませんこと?
えっ?、そんなことはない?
それは失礼いたしました
そうですわよね
名の売れた作家先生様がそんな悪いことはなさいませんよね
女将は蝋燭を吹き消した。
残りは一本となった。