DOLL(愛しきラブドール)
第2章 生きているラブドール
「ここか!」
誰かが飛び出してくるのを覚悟しながら
俺は勢いよくクローゼットを開けた。
しかし、そこには見慣れたくたびれた服が
ハンガーに掛かっているだけだった。
『まったく…これが幻聴って奴なのか?』
体が冷えて来たので
俺は再びユニットバスのバスタブに
足を踏み入れた。
湯が動いたせいか
彼女の体がスーッと近づいた。
見ようによっては勃起しているイチモツを
彼女の鼻先に押し付けているようだった。
不思議なことに、さらに彼女が俺に近づいて
亀頭の先っぽに唇を押し付けた。
『うわっ!めちゃくちゃ興奮するじゃん』
俺は散々見飽きたアダルトビデオの
1シーンのように
「ち○ぽ好きなんだろ?
舐めたきゃ『舐めさせてください』って
言ってみな」
そう言ってから
人形が答えるわけないかと呟いて、
俺は彼女の頭を押さえつけて
ち○ぽを口にねじ込もうとした。
そして彼女が上目使いで
俺を見上げているのに気づいた!
「えっ?」
驚く俺に、さらに追い討ちをかけるように
彼女がさらに近づいて
勃起しているち○ぽを深々と呑み込んだ!