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両想いへの道のり

第7章 ふたりの気持ち

黒江
「あっ…確か、さっき…
結月も言ってたなぁ…
"1週間後に夏祭りのペアチケットが
あるから一緒に行こう"って…」

一華
「えっ…彼女さんですか?」

一華の胸の奥がチクりと締め付けられ…

黒江
「いや、いや、彼女じゃないですよッ!!
妹みたいなもんですよ~」
(本当は俺の弟子だけど…)

一華
「………妹みたいな…と言う事は
本当の妹じゃないって事ですか?」

黒江
「そうですね…血は繋がってないけど…
一緒に苦楽を共にした…
家族みたいなもんです…」

一華
「そうですか…
では結月さんと行かれるんですか?」

黒江
「えっ?行かないですよッ!!
結月には想い人も居ますし…
私は兄として見守ってるんですよ~」

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